カバー、ホロライブ所属Vtuberを誹謗中傷や爆破予告を行った人物を発信者情報開示で複数特定 賠償金と謝罪を受ける示談が成立したと発表

カバー<5253>は、この日(6月18日)、VTuber事務所「ホロライブプロダクション」所属タレントに対する誹謗中傷等の行為への対応について、実行した複数名を特定し、示談が成立したことを明らかにした。いずれも対象者の発信者情報の開示請求が裁判所に認められ、自身が行った権利侵害を謝罪し、損害賠償として金銭を支払い、また今後同様の行為をしないことを保証する旨の示談が成立した。

・不適切な行為をしているとの虚偽の事実の投稿
SNSサービス上において、同社所属タレントが取引先に対して不適切な行動を取っているという虚偽の事実を流布し、名誉を毀損する投稿を行っていた。

・契約解除したとの虚偽の画像の投稿
SNSサービス上において、同社所属タレントがあたかも契約解除したかのような画像を捏造して投稿し、虚偽の事実を流布していた。

・取引先を中傷しているとの虚偽の画像の投稿
SNSサービス上において、所属タレントが取引先を中傷する内容の投稿を行ったかのような画像を捏造して投稿し、虚偽の事実を流布していた。

・ライブ会場の爆破予告
匿名掲示板において、所属タレントが実施するライブの会場を爆破する旨の投稿を行った。

同社は、「ホロライブプロダクション」所属タレント全員がファンと楽しく交流できるよう、所属タレントに対するケアを含め、今後も誹謗中傷対策を続けていく、とした。同時にファンには、安心してタレントを応援するため、そしてタレントが健全に活動を続けられるよう、人を傷つけることのない健全な応援に協力をしてほしいと呼びかけた。

今後もタレントの名誉毀損や殺害予告、ストーカー行為、プライバシーの侵害、偽情報の拡散、「荒らし」などの行為を確認した場合、民事上の責任追及だけでなく、警察へ相談等のうえ、刑事上も厳粛に対応する、としている。